Home > 事業コンセプト [自立支援介護について]
自立支援介護とは、国際医療福祉大学大学院の竹内孝仁教授が提唱する「水分摂取、栄養、自然排便、運動」の重要性に着目し、ご本人の体調を整え、活動性を上げることで体力を回復し、意欲や活力を取り戻すことを基本精神とする自立を支える介護です。サンケイビルウェルケアは、この自立支援介護を実践するために2012年4月より竹内孝仁教授に顧問としてご就任頂きました。
国際医療福祉大学大学院教授 医学博士
株式会社サンケイビルウェルケア 顧問
竹内 孝仁 (たけうち たかひと)

年齢を重ねるにつれ、次第に体は不自由になり、物忘れや認知症も必然で、いずれオムツや車イスの世話になり、好きなところに出掛けることや、大好きなお寿司やうなぎを自分の口で食べることを諦めなければならなくなる、と思っている方は多いのではないでしょうか。
たとえ若い頃と同じようには動けないとしても、水分摂取と食事、適度な運動、人との交流や生きがいを持ち続けることなどを通じて「健康」であり続けることは可能で、それは介護が必要になった場合でも同じことです。
いま、介護の世界は「単なるお世話型の介護」から「自立支援介護」へと大きく変わりつつあります。
WHO(世界保健機関)憲章でも述べられている通り、「健康」を「肉体的、精神的、社会的に健康で、人間の尊厳とQOL(生活の質)を保ち続けること」と言い換えるならば、「自立支援介護」によって「健康」を実現していくことが可能であり、超高齢社会の我が国において、高齢者も家族も社会もみんなが健康で、幸福であり続けるために、自立支援介護の理論やメソッドがより広く普及していくことを願ってやみません。
- 略歴
- 1941年東京生まれ。日本医科大学卒業後、東京医科歯科大学助教授、日本医科大学教授を経て、2004年より国際医療福祉大学大学院教授。2012年4月に当社顧問就任。1973年から特別養護老人ホームに関わり、自立支援介護の先駆けとなる離床運動やオムツはずし運動などを展開。1980年代から在宅高齢者のケア全般に関わり、日本ケアマネジメント学会副理事長、NPO法人パワーリハビリテーション研究会会長など多数の委員等を歴任(現任)。
現在は、全国老人施設協議会で「おむつゼロ特養」を次々に誕生させると共に、日本自立支援介護学会会長として、自立支援介護の理論と実践を全国の介護現場に拡げる活動を展開し、また、その活動を通じて介護職の職業意識・知識の向上、専門化の重要性も訴え続けている。超高齢社会の我が国において益々その重要性と社会的価値が高まっている自立支援介護のパイオニアである。
□著書
「医療は生活に出会えるか」「通所ケア学」「ケアマネジメント」「介護基礎学」「ケアマネジャー アセスメントとケアパッケージの組み方」(医歯薬出版)「ケアマネジメントの職人」「認知症のケア」「驚異のパワーリハビリテーション」「介護予防の戦略と実践」「老健・特養からの在宅復帰をすすめる本」「完全版 ケアマネジメントの職人」「認定ケアマネジャーを鍛える」「認知症を治す事例集1&2」「家族で治そう認知症」「介護再生」(年友企画)「竹内孝仁の実践介護学①胃ろうよさようなら」「竹内孝仁の実践介護学②おむつを外し尿失禁を改善する」(筒井書房)田原総一朗・竹内孝仁共著「認知症は水で治る」(ポプラ社) ほか著作多数
1966年 日本医科大学卒業
1966年 東京医科歯科大学医学部整形外科所属
1978年 東京医科歯科大学整形外科講師
1983年 同リハビリテーション部助教授
1991年 日本医科大学教授(リハビリテーション科)
2004年 国際医療福祉大学大学院教授(医療福祉研究科)
一般社団法人 自立支援介護学会 会長
日本ケアマネジメント学会 副理事長
NPO法人パワーリハビリテーション研究会 会長
株式会社サンケイビルウェルケア 顧問